那覇市三原の内科、胃腸内科、消化器内科、前田胃腸科医院

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内視鏡検査について

大腸カメラについて

予約が必要です。(電話予約可)

検査についての具体的な説明や血液検査が必要なため検査日数日前に1度は来院していただく必要があります。当院では検査中にポリープを発見した場合、極力その場で切除するようにしています。現在、当院においても日帰り手術を実施しています。心臓疾患や脳卒中等の既往がある方などに多いですが、血液を固まりにくくするお薬(ワーファリン、エリキュース、プラザキサ、リクシアナ、イグザレルト、アスピリン、クロピドグレル等)を服用中の方は、お薬を中断していただく必要がありますので事前にお知らせください。中断不可の場合はポリープ切除はできませんが、観察のみなら可能です。大腸ポリープ切除後は出血の可能性があるので、2週間ほどは力仕事、長時間の運転、旅行、出張、スポーツ、飲酒は禁止となります。

大腸カメラはきつい、痛い、苦しいといったイメージがあると思いますが、当院では大腸カメラ挿入時に余分な空気をほとんど入れず、大腸をほとんど伸ばすことなく直線化して挿入する方法を行っていますので大きな苦痛なく検査を行っています(全ての患者さまで可能なわけではありません)。少量の鎮静剤を使用することで、リラックスして受けていただけます。

まずはお任せください。(癒着がひどくて苦痛があまりにも強い場合などは決して無理はしません)

胃カメラについて

原則として予約制ですが、当日受付も可能です。まずはお電話でのご確認をお願いします。当日受付の場合、予約患者さまの検査を優先に行いますので、来院後2-3時間お待ちになっていただくことがあります。あらかじめご了承ください。

経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)導入しています。従来の口からの胃カメラと違い舌根部(舌の奥)を押さえることがないので、嘔吐反射(ゲーゲーすること)がほとんどなく楽に検査がうけられます。検査中の会話も可能です。ただし、鼻腔(鼻のあな)が狭い、変形がある、鼻炎がある等の方の場合、鼻の痛みが強かったり、カメラが入らない場合があります。その際は御相談のうえ従来の口からの胃カメラに変更させていただいております。当院ではGIF-1200という機器を使用しておます。従来の経口内視鏡をも凌駕する鮮明な画像が得られます。

口からの胃カメラを行う場合の多くは、嘔吐反射による苦痛を取り除くため、鎮静剤(静脈注射)を使用して行っております。鎮静剤を使用した場合検査後1-2時間は院内で休んでいただく必要があります。鎮静剤希望される方は運転を控えてくださいますよう、お願い申し上げます。

血液を固まりにくくするお薬(ワーファリン、エリキュース、プラザキサ、リクシアナ、イグザレルト、アスピリン、クロピドグレル等)を服用中の方は鼻出血のおそれがあるため、当院では経鼻内視鏡は避けることがあります。ご了承ください。

大腸カメラの検査の流れ

  1. 検査前日より準備が必要です。前日の食事は海藻類、きのこ類、繊維の多い野菜・穀物は控えて、白米や麺類を中心とした消化の良いものを食べてください。夜には下剤(センノサイド2錠)をのみます。便秘がひどい場合は下剤を追加したり、便を軟らかくするお薬(酸化マグネシウム)を追加でのんでいただくこともあります。
  2. 検査当日午前中に約2リットルの下剤を飲んで腸内を洗浄します。便が透明になるまでトイレに通います。便が透明になれば検査ができる状態です。
  3. 検査は午後に行います。検査の前に検査着に着替えていただきます。その後、点滴をとります。検査直前に少量の鎮静剤、腸の動きを抑えるお薬を静脈注射(点滴のラインから)および筋肉注射します。注射後、検査開始します。
  4. 検査後はしばらくベッドで休んでいただきます。
  5. 最後に写真画面をみながら検査結果を説明いたします。ポリープ切除された場合は止血剤の点滴を行なって後に帰宅となります。
  6. ポリープ切除された場合や生検(組織をつまみ取ること)を行った場合、切除されたポリープや生検についての詳しい説明は1週間後に行います。

胃カメラの流れ

【検査前】検査前日の午後8時頃までは普通に食事していただいて結構です。以後、固形物、半固形物は摂らないでください。当日は検査が終わるまで水以外飲まないでください。高血圧や心臓のお薬は午前7時頃までにのんでください。

★経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)の場合
両方の鼻に血管を収縮し鼻粘膜の浮腫を予防するお薬を数滴入れます。その後、スプレーで局所麻酔を行います。5分後に検査開始します。検査直前に胃の動きを抑えるお薬を肩に筋肉注射します。通常、左の鼻から行いますが、カメラが入りにくい場合は右の鼻に変えて入れます。

★経口内視鏡(口からの胃カメラ)の場合
ゼリー状の麻酔薬を数分間喉の奥に溜めておきます。その後、スプレーの局所麻酔を追加します。検査直前に胃の動きを抑えるお薬を肩に筋肉注射し、鎮静剤を静脈注射してから検査を開始します。(鎮静剤は希望しない方には使用しません)

【検査後】鎮静剤を使用してない場合は間もなく写真画面をみながら結果の説明をします。鎮静剤を使用した場合はベッドで安静にしてもらった後、目が覚めてから説明します。生検(組織をつまみ取ること)をした場合、生検についての詳しい結果説明は1週間後に行います。

※喉の麻酔の作用が切れるまで、検査後すくなくとも1時間は飲食できません。飲食すると飲み込んだものが誤って気管に入ってしまい、むせ込むことがあります。1時間後、水を飲んでみてむせなければ大丈夫です。